免疫療法の治療成績

このNK細胞活性と流産については、不育症を扱う先生方の間でも、見解がわかれるところであり、このあたりはクリニックによってかなり考え方、取り扱いが違うところで
はないかと思います。

どちらの考え方も読めば納得しますが、比較検討して結論を患者側が出すということは、どちらの先生を信じるかというような、信心をするような境地になってしまうのでは
ないかと思います。

まあ、これはどんな医療でも立ち位置、考え方でおこることで、患者の選択ということになるんですけどねえ・・・。
さて、NK細胞活性で使うピシバニール。かなり痛い注射らしく、つらかったというお声を聞きます。
それでも効いてくれればなんていうことはないということですね。

私にとっては忘れられない症例があります。
爪の根元が赤黒く、これはなんらかの血液凝固系の検査でひっかかるのではと思ったのですが、杉ウイメンズクリニックの検査では、まったくの白。
通院、治療の必要なしとの診断でした。
しかしながら検査のあと12週の流産があり、「今わかっている検査の範囲外の出来事かもしれないね、次回の妊娠時にはフォローしていきましょう」という結論になりました。

そして次回の妊娠時の前に、NK活性の診断を受け、ピシバニールを使い無事に妊娠、何度もの流産の後ですが、無事に経過されました。
不育症の治療は、次回無治療であってもかなりの数字で妊娠ー出産に結びつきます。
つまり、その治療が有効であるかどうかを本当に検討するのはなかなか難しいことなのです。
でも、患者にとっては、「その治療が有効であるかどうか」よりも、「いま、子の妊娠を継続させたい」という一点につきるわけで、私はいろいろ対応してダメなときの
次の一手を求めることを否定はできません。

2016年2月14日の杉先生のTh1/Th2、NK細胞活性検査についてのインフォメーションです。ご参考まで。
http://www.sugi-wc.jp/news_disp.cgi?news_no=0&id=1456305506_002FFC