妊娠というのは、非常に沢山のステップが積み重なり、その上に成立するものです。

妊娠に至る一連のシステム

1)精子や卵子の成長
男女各々の身体の中で土台の力(腎気の力)によって、精子や卵子は成長していきます。

2)ストレスのないカラダによる卵管采の動き、受精
暢びやかな心身がもたらす男女の交わりのなか、女性の巧妙な身体のしくみで、卵管采がぐいっと動き卵子を捕まえ精子と出会います

3)女子胞(子宮)に着床し抱かれる新しい生命

土台の力(腎気)の部分と、心身の暢びやかさの部分が絶妙なタイミングで出会い、働き、動くことで受精卵がつくられ、数日をかけて女子胞(子宮)とであい着床となります。

不妊でお悩みの方は、何が悪い?というように、一つの原因を追及しがちですが、このシステムがスムーズにおこることがとても大切です
。取り立てて問題となるような原因がないと病院で言われた方の場合、このシステムに何らかの不調があり、スムーズに発動していないのではと私は考えています。

不妊を調べると、精子の問題、排卵の不調、受精が出来ないキャッチアップ障害(ピックアップ障害)や、着床障害不育症など様々な項目から考えられていきます。しかしながら、東洋医学的に考えると、母体の腎気の弱さ、気の欝滞との関連が大きい場合が多くあります。本来、リラックスして大きく開かれ受け止められるべき存在である母体が、緊張や腎気(生命力)の不足により、固く閉ざされていることと関連が強いのです。全体のシステムがスムーズに動いていないのです。

二人目不妊などのケースは、一人目の妊娠、出産が成立していますから、受精障害、着床障害などの要素は考えにくくこのシステムの不調が多く見受けられます(但し年齢要因もあります)。こういうケースでは、「攻め」の力強い治療よりも、一歩引き、カラダ作り、体調改善によって、結果として妊娠に至ることが多くあります。

全体のシステムがスムーズに動くようにしてあげる必要があるわけです。

卵管采がスムーズに動くために必要な二つの要素

卵管采の動きをスムーズにするためにはどうしたらいいでしょうか。
私は二つの要素を考えます。

①からだのストレス状態の問題。
②生命力の底力、土台の力(腎気)の問題

①について、
身体がストレス、緊張状態になると、骨盤内も暢びやかさがなくなり動きが悪くなります。
暢びやかな卵管采の動きが止まってしまいます。

②について
生命力の底力、土台の力(腎気)の問題の場合、身体の土台の力がないゆえに、全身に余裕がなく、卵管采の動きが悪くなってしまうのです。

対策:

臍下丹田に生命力があつまるようにし、全身の気の欝滞を取り除くことで、身体に余裕ができ、スムーズに卵管采が動いてくれることがのぞめます。
実際、二人目不妊などの器質的な問題がなく、着床障害などもないかたの不妊などはあっけなく妊娠されたりします。

底力をつけて、すっきりと渋滞解消っていう感じです。
鍼灸治療と自宅でのフォローが効いてくると、下腹に力がでて、卵管采が上手に動き、精子と卵子が上手く出会えて無事に妊娠!となります。
もつれたシステムが再構築され、スムーズに動いてくれたわけです。

一つ一つの不調を、バラバラに考えるのではなく、統一的に考えていきましょう。

ほんの少し、ステップが欠けているだけで赤ちゃんに出会えないこともあるのです。
ネットで検索される方は、70%の妊娠率とか、80%近い妊娠率などという言葉のイメージに惹かれるでしょう。
でも、妊娠に70%の妊娠はなく、0か100です。
ほんの少しの問題で、いつも0ということが多くあります。

こういったときには、薬や高度生殖医療を使った大掛かりな医療措置は不用です。
ほんの少し調えてあげるだけで、あっけなく妊娠される方が多くいらっしゃいます。

説明右

ご自身で解らなくなった糸ならば、鍼灸などでちょっと手助けを考えることも有効です。