患者相談

早く妊娠したいのです。
一周期も無駄にしたくありません。
高プロラクチン血症、黄体機能不全ということでカバサールなどを服用し年齢も若いと言うことで人工授精を15回以上行いました。

不妊有名クリニックである海老名レディースクリニックにて体外受精を数回行いホルモン補充周期での移植などを行いましたが妊娠せず、そのあと東京都内の有名クリニックでフェマーラ、プラノバールなどを使い体外受精を繰り返し10回もしていますが上手く行きません。

体外受精にて1度は妊娠し9週まで進みましたが、出血してしまい流産となりました。
あとの移植周期は妊娠判定時に陽性は出ますが、胎嚢確認まで勧めない状況です。

薬はカバサール、プラノバール セキソビッド、フェマーラなどを使っての人工授精や、体外受精では自然な誘発や多めの誘発。プロゲステロン膣座薬やバイアスピリンも服用しての周期も挑戦しましたが良い状況にはなりません。

29歳頃からは基礎体温での排卵がわかりにくくなってきました。
卵管造影でも右は通っているけど左は向きが悪く癒着しているといわれています。

どうしたらいいでしょうか?

右にいて説明

卵管は片方通っている。
高プロラクチン血症、黄体機能不全などの診断がついている。
人工授精を15回以上、体外受精も複数の有名クリニックにて10回
バイアスピリンの服用やピルでの調整などもおこなうものの上手く行かない
1度は9週まで妊娠が継続したが出血し流産。この1度以外は胎嚢確認まで進めない。
すでに体外受精の採卵周期に入っている

私の診立てと不妊鍼灸の方針

説明左。

診察の結果、全身のパワー不足が明瞭と感じました。
冷えの状態も強く、芯から冷えている感じがあります。
全身を温め養う力が不足しています。
体外受精に拘わりすぎず、まずカラダ作りを目指すことにしました。

経過

鍼灸初診時にはすでに採卵周期に入っており、採卵ー移植ー妊娠せず。
その後、病院通いをやめて、カラダ作りをしていただく。

結果

笑顔左

4ヶ月ほどで思わぬ自然妊娠。
着床後の経過がいままで悪かったので、しっかりと妊娠初期を鍼灸でフォローし無事に出産。

妊娠したいというお気持ちが、逆にストレスになり妊娠を阻むことはよくあります。
ですので、治療をあきらめたとたんに妊娠した、旅行にいったら妊娠したなどなどがときに聞かれる実話となるわけです。

この症例の方も、妊娠を焦る気持ちから、

『病院に行っていないと不安で・・・』
『1周期も無駄にしたくない』

と、仰っていました。

でも、治療そのものが疲れちゃいますよね。

説明右

ある程度、やるべきことをやったなという方でしたら、こんなときは、思い切って数ヶ月の単位でお休みしてみるのもよいかと思います。

また、着床はするが継続できないという場合は、妊娠してからがポイントです。
しっかりと妊娠初期の子宮や骨盤内の血流を保つことができるようにしていきましょう。
この症例は、半年ほど休んでから再挑戦しましょうとお話しさせていただき、そのお休み中に思いがけない自然妊娠となりました。

妊娠のために、やらなければならないと思っていた不妊治療がこれほどまでにストレスとなり、妊娠のための障害になっていたとはというところですね。

『胎嚢確認までほとんど進まない』『1度だけ9週まで進みましたけど出血してそのまま流産してしまいました』と妊娠初期にかなり不安をもっていらっしゃいました。

笑顔左

しっかりと鍼灸でフォローさせていただき無事のご出産に繋がり私もほっとしました。
よかったですね。

http://www.1gen.jp/1GEN/BENSYO/2304-B1.HTM