患者相談

40歳です、いままでに5週、10週、16週と死産流産を繰り返しています。
三週間前に妊娠16週で死産してしまいました。

なぜ流産を繰り返してしまうのでしょうか。
どうしたらいいのでしょうか?

状況

説明右

30代後半、仕事でトイレを我慢するため膀胱炎を繰り返す。
体調が悪かったときに腎盂腎炎となり残尿感や腰痛が続く。
38歳5週で流産、39歳10週で流産手術 40歳16週死産手術

私の診立てと不妊治療方針

  • 冷えの入り込み(風邪の内陥)を取り去ること。
  • 子宮を温め養いしっかりと胎を育む力をつけていく。
  • 不育症の検査を受けるようにアドバイス。
  • 経過

    不育症の検査を受けるーグレーゾーンであり決定要因ではないと言われる。
    41歳自然妊娠、今回は自力で自然に排出できた。
    6ヶ月後再度自然妊娠ー流産(自然に排出)
    42歳 年齢要因的にも体外受精を視野に入れ、婦人科にて説明を受ける。
    体外受精を考える中、自然妊娠無事に経過。

    結果

    笑顔左

    43歳にて無事に3000㌘オーバーのベビちゃんを出産

    不育症というのは、診断が付かないケースも多いような気がします。
    今回の症例も、40才までに、5週、10週、16週と3回にわたり、死産流産を繰り返していらっしゃります。
    結果として鍼灸を開始してからも2回流産があり5回の流産の経験ののちに出産となっています。

    右にいて説明

    そして、自費で行われている詳細な検査でもグレーゾーンではあるけれど決定的な要因はないという診断です。
    なかなか難しく大変な状況だと思います。

    流産は、本当に辛い出来事だと思います。
    待ち望んだ妊娠で、ほっとしたのもつかの間の出来事、なんとも言葉がありません。

    お身体を東洋医学的な観点から拝見すると、生命の土台の力(腎気)が不足しているために女子胞(子宮)を養うことが出来なくなっている状態でした。
    少しずつカラダ作りをしていくことによって、40代でも自然妊娠が3回あり、そのうちの1回で出産ということになります。

    説明左。

    40代からの妊娠は少し時間はかかりましたが、鍼灸で手を入れることで流産を手術無しでリセットできたことは
    子宮内膜を痛めないためには良い方法だと思います。

    流産を上手にリセットで乗り切れる様に成り、6回目の妊娠で無事に出産へとたどり着くことができました。
    43才でしたね。

    年齢要因的に非常に難しい局面に入ってしまっていたので、私の方が焦っていた様な気がします。
    42才になったときに、体外受精もありなのかと考えがよぎりました。体外受精で採卵し、凍結胚を残すことで、年齢的に若い卵での挑戦が可能になるからです(流産がからむと妊娠に挑戦できない期間が必然的に生じ、年齢要因に重荷になります)しかしながら、やはり結局、自然妊娠され、無事に出産に致りました。

    笑顔左

    出産も出血が多く大変で、大きめの病院を選んでおいてよかったと思います。
    出産後、患者さんからメールを頂いたときに思わず涙が出てきてしまいました。
    たどり着いて本当によかった。ご本人からのメール、彼女らしいなあと気持ちがほっこりしました。

    『産む前は、もし危険な状態になって、母子どちらか選ぶ時は
    子供を選んで!って、主人には言ってあったのですが、
    いざ子供を無事に産んだら、
    絶対死ぬもんか!って思いました(^_^)v』