患者相談

相談:
なかなか妊娠しません、体外受精を急いだ方がよいでしょうか?
37歳です、結婚して6キロ太りました。生理に親指大の塊がまじります。

妊娠はするのですが化学流産となってしまいます。もう2回も同じ経過です。
もともとすごい冷え性で、若い頃からだるい、ねむい、寝つきが悪い、便秘、頻尿で残尿感が強く座っていればいつまでも出る感じがします(病院では問題ないといわれました)。

生理周期は28日ぐらい。
不妊の一般検査は問題ないと言われましたが、自己抗体が高いと言われています。
体外受精にステップアップすべきでしょうか?

右にいて説明

アドバイス:
ご本人は『妊娠しないので、体外受精へのステップアップ』ということを考えていらっしゃりますが、化学流産をするということは、ピックアップ障害もなく、受精傷害もなく、着床障害もないということですね。
その次の、受精卵をしっかりと受け止め育む力の問題です。

強い冷え性があるということは、血流の問題が大きいですね。
また頻尿、便秘など腰骨盤の領域の力不足を感じさせます。
しっかりと腰骨盤の力をつけ、受精卵を受け止め、育む力をつけましょう。

説明左。

方針:
週に2回の鍼灸治療、毎日の養生お灸、食事改善

右にいて説明

経過:
初診時の鍼灸治療
右の神門、右の後谿 気海15+温灸 関元温灸 右三陰交
左肺兪、左脾兪、左胃兪、腎兪、中膂兪
アドバイス:漢方薬を服薬→薬局にて八味丸を進められ購入

4ヶ月後、なかなか妊娠しないので体外受精にステップアップしたいというご本人の希望。
妊娠する力はあるのだから、体外をいそぐ必要はないのではとアドバイス。
4ヶ月半後 自然妊娠、

妊娠13週
以前よりお灸がとても熱く感じる

妊娠15週
残尿感出現

妊娠18週
股関節の違和感

妊娠27週逆子→無事に治るしかしながらお腹は下がり気味。
再度妊娠30週に横向きの逆子になる。→治った。
無事に出産。おめでとうございます。

説明左。

結果:
4ヶ月半にて自然妊娠、無事に出産
あせらず粘ってよかったですね。

説明右

冷えと妊娠は深い繋がりがあります。

この症例の女性は、冷えがかなり深く、東洋医学でいうところの生命の土台の力、すなわち腎気の不足が明瞭であり、いろいろな症状がおこっていました。

ご本人としては、「もう体外受精しかない!」と思える状況でしたが、鍼灸治療にくわえ、私からアドバイスさせていただいたことを丁寧に実行され、割合と早く自然妊娠されご出産にいたりました。

体外受精が救ってくれるところ、そうでないところをしっかりと見極めることが大切だと思います。


http://www.1gen.jp/1GEN/BENSYO/2810-D1.HTM

不妊 腰痛 冷え性 弁証論治
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