患者相談

41歳です。
不妊治療を39歳からスタートして体外受精も何度もやっていますが妊娠出来ません。
子宮内膜症もかなり悪く、チョコレート嚢胞も大きくなってきてしまっています。

不妊治療のドクターからも子宮内膜症、チョコレート嚢胞のせいで良い卵が採れないとの指摘もあり、状況の厳しさは自分でわかっているつもりです。でも、できる限りのことをやってみたいと思っています。鍼灸でどうにかならないでしょうか?

説明左。

状況:問題を整理する必要があります。
ご自身の体調の問題と婦人科的な問題をまずわけましょう。
このふたつは最終的にはリンクしていきますが、同時に考えると前に進まないことが多いのです。

ご自身の体調の問題としては胃腸の力不足です。
この力が足りないために全身の生命力が不足し、身体の有余の力でおこる子宮など(女子胞)が養われず妊娠出来ないという状況だと思います。

右にいて説明

方針:
1)しっかりと胃腸の力をつけて、ご自身の生命力を高める。
そのために、週に2回の鍼灸治療、自宅でのお灸。
睡眠、血肉になる食べ物をしっかりとる。
漢方については不妊ということを大前提にせず、まず胃腸の力と全身の力をつけることを第1にする。

2)不妊治療は、高度生殖医療がなかなか進まないという状況ですが、とにかく挑戦できる限りはやってみましょう。

笑顔左

結果:43歳にてHR周期二段階移植にて妊娠ー無事に出産。

あとがき:
『できる限りのことをしたいんです』というご本人の希望のもとに始まった
高齢不妊治療!なんとか、無事に赤ちゃんを抱いての卒業となりました。

体外受精も何度も繰り返し、子宮内膜症の状態もよくなく、チョコレート嚢胞もギリギリという大きさでしたが、なんとか状態を維持し、手術などの介入なく不妊治療を進めることができ、妊娠出産に至ることができました。

説明右

ご本人の努力、養生
不妊治療専門クリニックの力
東洋医学のサポート

この3つが力を発揮することが出来た要因かと思います。
そしてチャンスを生かすご本人の決断力に学ばせていただきました。