患者相談


30歳の時に卵管狭窄と言われ、卵管形成術をしましたが妊娠出来ませんでした。
31歳の時からは体外受精に切り替え10回以上も体外受精を繰り返しています。
採卵まで進むことができたのが4回、そして採卵出来ても受精すらできないことばかりで、最後の体外受精も一つが変性卵、二つが空砲でした。

病院の先生からは
1)夫の精子は問題がない 
2)卵胞はあり、数も出てくるが質が悪い
3)年齢が若いのに卵の質が悪い 

と何度も言われています。

卵の質はよくなるのでしょうか?

右にいて説明

32歳 体外受精を繰り返すが採卵までたどりつけることが少ない、採卵出来ても移植出来る受精卵が出来ない。

私の診立てと鍼灸と生活指導

東洋医学的な身体観察により、体の充実度の不足という観点からのアプローチをすることとする。
生命の土台の力(腎)が弱く、全身をしっかりと温め、養うことができていないことが明瞭。皮膚が薄い感じがするのでこの皮膚の肌肉がしっかりしてから体外受精の再挑戦をするようにアドバイスしました。

経過

説明左。

週に2回の鍼灸治療開始
睡眠、食事の改善指導
自宅施灸は毎日

5ヶ月後 不妊クリニック受診 

     卵巣の数字悪く調整周期

6ヶ月後(30診後) 

 採卵、多精子受精、未熟など移植できず

8ヶ月後(50診)

 採卵、グレード1,3胚盤胞になる
(初めて、グレードの良い卵と言われる)

64診後 

 移植

67診後 

 妊娠 hcg50以上あると妊娠中も鍼灸治療継続。 

114診にて終了

笑顔左

無事に3000グラムオーバーのべびちゃんを出産、おめでとうございます。

2年後、残した凍結胚を移植するために、鍼灸治療を再開。
週に1-2回でスタート。5ヶ月後胚移植ー妊娠。
無事に二人目を出産

無事に体外受精にてグレードのよい卵を採卵出来、胚盤胞で凍結。
二人のお子さんに恵まれました。
説明右


初診のときに、『卵の室はよくなるのでしょうか?』というご質問でした。
この質問に即答できる治療者はいないと思います。
そしてここを乗り切らないと、こういった困難事例では妊娠にたどりつけません。

当院受診前まで、毎月のように採卵の周期に入り、がんばっていらっしゃいましたが、『卵の質』そのものが悪いとういことで、病院での不妊治療はお休みしていただき、身体作りに集中しました。

笑顔左

『初めてグレードのよいと言われる卵が出来ました!』
というご本人の言葉をいまでも思い出します。

結局、数限りない体外受精の中で、たった二つできた『グレードのよい卵』でお二人のお子さんが授かり、お母さんになりました。

ご本人の、迷いのない努力のたまものだと思います。