体外受精のプロセスは、精子と卵子を体外で出会わせ、受精卵にして子宮に戻すという案外シンプルな流れです。
精子と卵子の状態をよりよくすることや、受精、培養などなど非常に研究が進んでいます。
ただ、移植してからの問題は案外子宮まかせという感じが私にはしています。

ホルモン値をみながらも、あとは胎児の生命力とされることが多い感じですね。
これは生殖というある程度は自然な淘汰が当たり前であり必要な世界であるので、当然の出来事であるとは私も思います。

そのお任せされた子宮。案外個人差が大きいような気がします。
ですので、この着床から妊娠12週までをがっつり鍼灸でフォローしていくのが私のやり方です。

・着床してから、妊娠のごく初期の動脉シグナル →卵黄嚢に。
・妊娠8-10週になると、この卵黄嚢腫循環が消失し、臍帯胎盤循環がはじまる。

すなわち、この8-10周の時期に胎芽への血流が変わるわけです。
らせん動脉が、cytotrophoblastic shell(栄養膜細胞層外皮)に侵入してきて血管をない腔が絨毛間腔に開いて絨毛間腔が母体動脈血で満たされるのは妊娠10-12週です。
ここまでで、いわゆる初期の妊娠継続の問題です。

そして、ここからさきは、母体の血流の良しあしが妊娠に時に直接影響をもたらしてくる(プロテインcやsの問題)が主題となってくるわけです。

ここで、アスピリン療法と妊娠中毒所の問題も考えたいと思います。以前に、胎児ドックにて将来の妊娠中毒症のためにアスピリンを飲む必要を提示された方がいらっしゃい
ました。
産科のドクターは否定され、無治療のままで結局やはり妊娠中毒症になってしまいました。
56ページに、周産期死亡や妊娠中毒症の予防にアスピリンの投与という記載がありはっとしました。
血流をよくすることが妊娠中毒症の予防になるというのは大いなる指標です。

アスピリンの投与ができない場合には、血流をあげる鍼灸をお勧めしたいです。
ただEBMはありませんし、鍼灸治療というのは、西洋医学的な発想よりも体表観察をもとに生命力の調整をしていく治療です。
立ち位置が違いますが、目標は同じではないかなと感じます。

まとめ

説明左。

着床障害、不育症、習慣性流産。そして体外受精での胚移植後の問題。
西洋医学的な発想で考えていくと、それぞれ別のカテゴリーであるかのように思います。
妊娠には器質的な問題が絡むことがありますので、そういった場合は(子宮の形態異常など)西洋医学的なケアが必要です。
しかしながら血流の問題が主である場合は、体表観察鍼灸は非常に力強いパートナーになると自負しております。


説明右

ビッグママ治療室でおこなっている体表観察から立ち向かう鍼灸治療では、着床の時期から、妊娠初期の12週までを特に『血流活性化の必須ゾーン』として、特に力をいれて治療をしています。


力強いサポートが出来ていると自負しております。
笑顔左

是非、ご相談下さい。そしてなんとか、妊娠12週をこえ、赤ちゃんが抱けるところまで一緒にがんばりましょう。

参考文献、Web:

EBMに基づく不育症診療の実際 杉俊隆著
不育症学級 杉俊隆著